利確売りを出した日は、さらに買いを入れるべきではない
こんにちは、otuboです。
今回は、株のテクニック論です。
株が上がったところで利益確定売りをした瞬間、人は気持ちよくなって、
「よし、うまくいった。次は何を買って儲けてやろうかな。」
と、さらに欲が出てくるもの。
そんなとき、すぐに次の銘柄を探すのではなくて、一呼吸置いたほうが、連勝できる確率はあがります。
勝って、兜の緒を締めよ。
勝ち続けるには、運だけでは足りません。
少しでも、冷静かつ正しい判断ができるようなコツを、今回は紹介します。
利確売り=日経平均はある程度上がり切った という判断
今回は、正直目次を読んでいただくだけで十分なのですが、順を追ってみていきます。
なお、以下では
「日経平均とある程度動きが連動している銘柄(大型株など)を取引している」
ことを前提に、話していきます。
利益確定売りを出したということは、ある程度日経平均が上昇してきて、これ以上、短期間ではあまり上がらなさそうだ、という判断で売っているはずです。
であれば、同日に別の銘柄を物色して、買いを入れるのは危ない、ということになります。
日経平均が、ずっと上がり続けるということは、ありません。
必ず波があり、上昇の波に乗って、利益を出せたという状況が、ほとんどだと思います。
その状況で、別銘柄を買って、そこからさらに上昇を期待するのは、
「日経平均は、このあたりで上げも一服だろう。」
と利確売りした自身の判断と、矛盾しますよね。
以上の理由から、利確した日に別の買いを入れるのは、おすすめしません。
利確売り=儲かった!と調子に乗っている瞬間=危ない
もう一つの理由はシンプルで、儲かった瞬間は、油断しがちで、危ないからです。
当たり前すぎて何を言っているんだ、と思うのはごもっとも。
しかし、いざ利益を手にすると、うれしくて仕方なくなり、知らぬ間に「ほら見ろ!自分は正しい!」と調子に乗ってしまいがちです。
気持ちよくなって、よくわからない銘柄に手を出してしまい、損を出してはもったいないです。
いかに自分の感情をコントロールできるかが、株取引では極めて大事です。なので、あらかじめ、
「儲かった時は、すぐ買いを入れない。」
と心に決めておくなり、紙に書いて貼っておいてもいいくらいです。
利確売りをした日は、何もせず、しばらく余韻に浸るのが吉
短いですが、今回お伝えしたかったことは以上です。
今、選んだ株が順調に上がってきている方、もう少しで至福の瞬間ですね、おめでとうございます。
しかし、まだ喜ぶのは、少し早いです。
「儲かった瞬間が一番危ない」です。
ぜひ、気が緩んで、意味の分からぬ取引に走ってしまわないよう、
利確売りを出したら、冷静に取引画面を閉じ、その日は1日勝利の余韻に浸りましょう。
その日に限らず、その後1週間くらいは、株のことを忘れるくらいでもいいかもです。
それだけ、調子に乗って損をこいたときのダメージはつらいので、なんとしても避けて、連勝を目指しましょう。