あなたが投資をすべき理由
こんにちは、otuboです。今回は、まだ投資を始めていない方、興味はあるが怖いと感じている方向けに、なぜ貯金していてはマズいのか、なぜ投資にチャレンジする意味があるのか、解説します。
この記事を読んでいる方のなかで、以下のような心境の方もいると思います。
- 毎日働いて貯金もしているけど、お金に漠然と不安がある。
- 投資がなんとなく必要な気はするけど、正直ギャンブル感が否めない。
- ニュースで経済や株価の話題になると、異世界の話のようで、耳に入ってこない。
そんな風に思っている方にこそ、投資ってなんだっけ、そもそもお金ってなんだっけ、と少し立ち止まって考えてほしいです。
貯金より投資
家計の約50%。
いきなりですが、皆さんはこれを見てピンとくるでしょうか?
日本では家計の約50%が現金・預金。たいしてアメリカでは家計の約50%が株式・投資信託です。
「貯蓄から投資へ」という言葉が聞こえてくるのは、こうした日本人が投資に後ろ向きな事情からです。
投資しろと言われても、結果資産が減ったらどうしてくれるねん、という気持ちもわかります。
ただ、投資=お金を増やせるか減らすかの大勝負 と考えるのではなくて、まず投資とは何で、お金とは何なのか、きちんと理解することが大事です。
投資は、ご存じのとおりで、株式や債券といったリスク資産に資金を投入し、配当金や売却益を狙うことです。
では、この投資で増やそうとしているお金(いわゆるキャッシュ、日本で生活するうえでは日本円がメインですね)って、そもそもなんだったでしょうか。
お金とは何か
お金(キャッシュ)は、言うまでもなく1万円札や500円玉のことで、これがあらゆる財やサービスの価値を示し、我々はお金を介して労働力やモノと交換して生活しています。
しかし当たり前ですが、1万円札自体に、価値はありません。
1万円札に価値があると、皆が暗黙で信じているからこそ、あらゆるモノの交換が成り立ちます。
少し昔(90年くらい前)まで、世界各国では金本位制がとられていて、お金は金(キン)に裏打ちされていました(金と交換できました)。
細かい歴史は省きますが、今は金本位制ではなく、各国政府の中央銀行が、経済状況に応じて貨幣の流通量を調整できる仕組みです。
ニュースでよく聞く「金融緩和」という言葉にあるように、景気が悪く、金利もこれ以上下げられない。しかし企業などへの投資を活発化させたいから、貨幣の流通量を増やすということが、今の政府にはできます。
こうして世の中のお金の量が増えれば、1単位当たりのお金の価値は減りますよね。
そんななか、銀行に貯金して預金額は増えているように見えても、その通り価値が増えているとは言いきれないわけです。
つまり、貯金していていれば安心というのは間違いで、貯金していることはリスクでもあります。
そしてお金そのものに価値はない。だったら、そのお金のために労働するだけではなくて、稼いだお金にも働ていもらって、その価値を増やすのが賢い手ですよね。
投資のススメ
以上のようなわけで、今回の内容をまとめると、
- 貯金なんかしていていても、お金そのものに価値はないし、なんならその価値は目減りしている。
- 今度経済ニュースが流れてきたら、わからないふりをするのはやめて、投資とは何か勉強してみて、投資を始めてみてはどうでしょうか?
というのが、今回のメッセージです。
投資するということは、稼ぐ手段となりえる前に、世の中(特に経済・金融)を知ることでもあるので、有益でしかないです。