自分に合う留学の見つけ方
こんにちは、otuboです。
今回は、「自分に合う留学の見つけ方」というテーマでお話していきます。
- これから留学したい!
- でも何から始めていいのかわからない。
- 大学の交換留学がいいのか、自分で探すのがいいのか、わからない。
こういった方向けですね。
基本、これから留学したい大学生を想定して、書いています。
留学といっても、語学留学、協定校留学から海外大学受験まで、いろいろです。
この記事を読むことで、あなたに合った留学スタイルを見つけられるはずです。
では、早速みていきます。
留学の種類と目的
留学は種類が様々あるので、今回はざっくり5種類に分けて、目的に紹介します。
下記です。
種類 | 目的 | 留学期間 | 費用 | |
① | 語学留学 | 語学力向上 | 数週間~年単位 | 自腹 |
② | 協定校留学* | 英語で専門科目を学ぶ | 数か月~2年 | 先方への支払いは原則なし +奨学金も狙える |
③ | 認定留学** | 英語で専門科目を学ぶ | 年単位 | 基本自腹 +公募の奨学金 |
④ | 海外大学に転入 | 英語で専門科目を学ぶ 学位/修士号 取得 現地で就活・移住 | 2年以上 | 基本自腹 +公募の奨学金 |
⑤ | 海外大学を受験 | 英語で専門科目を学ぶ 学位/修士号 取得 現地で就活・移住 | 1~数年 | 自腹 or 公募の奨学金 |
**認定留学は、協定校ではないが、自分で留学先を見つけてきて、大学に「ここに留学したいから、留学先での単位を卒業要件の単位として認定してくれないか!」と自分で交渉するやり方です。
いっぱいありますね…
なんとなくわかると思いますが、①→⑤の順に難易度は上がります。
簡単にいえば、英語そのものを身に付けたいのか、英語で学びたいのかで分けられます。
- 英語そのものを身に付けたい人 →①の語学留学、
- 英語で今勉強している科目(経済学とか)を学びたい人 →②~⑤の留学
こういった感じです。
では、それぞれどんな留学か、ご紹介します。
| ①語学留学
いわゆる、現地でホームステイししつつ、語学学校に通い、英語の文法とか会話の授業を受けるスタイルです。
基本英語圏のオーストラリアとかカナダとかに行く人が多いですが、最近はフィリピンで格安マンツーマンレッスンを受けられるものもあり、いろいろです。
行先も期間も自由に選べるので、まずは自分が留学にどれくらい興味あるのか、本気なのか、試す意味で行くのもアリです。
じゃあ実際に語学留学して、英語が話せるようになるのか?
結論として、僕の場合は、あまり伸びなかったです。 語学学校に行ったときより、協定校留学に行った後が、一番英語力が伸びました。
これについては、別記事で詳しく解説しているので、よければご覧ください。
→語学学校に行けば、英語が話せるようになるのか
| ②協定校留学(交換留学)
え、私英語できないんですけど… ①の語学留学しかいけないんでしょうか?…
と思った方、大丈夫です。
英語を学びたいなら①語学留学、といいましたが、
②の協定校留学なら、英語にそこまで自信がなくても、いける可能性は全然あります。
協定校なら、大学が学生を相互に派遣しあっている海外大学に行くので、学内の選考に受かれば、行けます。
学内の選考は、大体下記です。
- 英語試験の点数(TOEICかTOEFL iBTかIELTS)
- 大学の成績(GPAなど)
- エントリーシート的な書類
- 面接(たぶん大学の教授とかと)
難しそう、と思うかもですが、実際、どれもやる気でなんとなるものばかりです。
英語が話せなくても、TOEICで700点とかあったら、協定校留学には行かせてくれます。
たとえば、あなたが今、日本大学の経済学部の学生だとして、協定校留学に行こうとすると、条件はこんな感じです(実際のリンクがこちら)。
イギリスのノッティンガム大学に行きたい!
→TOEFL iBT 87点(TOEICだと740点)
イギリスは英語圏だしやっぱ難しそうだな。お、フランスにビジネススクールがある!
→TOEFL iBT 61点(TOEICだと575点)
※TOEICとTOEFL iBTの点数換算はこちら
どうですかね。TOEICで500点台の実力でも、フランスのビジネススクールに行けたりします。
結構うまみがあると思うので、一度自分の大学の協定校を調べてみるといいです。
大学生って、周り遊んでいる人ばっかりなので、ちょっと人よりまじめに試験勉強して、TOEFLもいい点が出るまで受け続ければ、実際そこまで英語が話せなくても、条件は満たせますよ。
協定校留学だと、英語そのものを学ぶわけではなく、英語で学ぶことになります。
英語で授業を受けて、発言して、レポートを書いて。
英語を使う日常になるので、必然的に英語力は上がりつつ、自分の勉強している分野も学び続けられるので、一粒で二度おいしいです。
| ③認定留学
これは、自分で留学先を見つけてきて、
「ここに留学したいから、留学先での単位を卒業要件の単位として認定してくれないか!」
と自分で大学と交渉するやり方です。
あまりメジャーではないですが、どうしても行きたい大学がある。
自分の専門科目で有名な大学だから行きたい!というのであれば、自力で挑んでみていいと思います。
僕自身経験がない分野なので、ここでは、概要の説明だけで終わります。
| ④海外大学に転入 & ⑤海外大学を受験
④と⑤は難易度がかなり上がるので、かなり本気度が要りますが、目指す価値はあります。
僕自身、当初④でアメリカの大学転入を目指しましたが失敗。
あきらめきれず⑤で香港の大学を受験し合格、そのまま自動的にビザ取得→現地就職→移住しています。
将来海外で働きたい、暮らしたいと思っている方には、海外大学卒になるのが、おすすめです。
海外大学卒になるには、④転入するか、⑤受験するかの2つのやり方があります。
マニアックですが、興味のある方は、こちらで解説しているので、ご覧ください。
「将来は」「いつかは」とか言っていても、あなたが新卒で就職した会社が、あなたを海外に出向させてくれるかどうか、保証はないですよね。
本当に海外で生きていきたい、と思っているなら、海外大に入って、卒業してしまう。
こうすると、大体ビザもついてくる、もしくは取りやすくなるので、卒業後も現地で職探し→移住成功!と描きやすいです。
協定校留学のすすめ
以上、ここまで留学を5種類にわけて紹介してきました。
あなたの目的に合う留学スタイルは、見つかったでしょうか?
僕のおすすめは、あなたの通う大学に協定校があるなら、そこに留学することです。
協定校だと、費用が一番おさえられるからです。
先方に授業料を払わなくていいうえに、英語で授業を受けられる、自分の学びたいことを学べる。
しっかり今の大学で成績をとっていれば、奨学金も狙えます。
英語圏だと、奨学金だけでは生活費をカバーできませんが、東南アジアであれば、この奨学金で、生活費がすべて賄えたりします。
僕は、インドネシアの協定校に半年留学しました。
先方に授業料は払わず、奨学金を60万円もらい、現地で掃除付きのホテル暮らし、旅行をしてもお釣りがきました。
お金までもらって自分のしたい勉強ができる、そして英語力も上がる。
ひかえめにいって、おいしすぎました。
英語に自信がなくてもいい、伸ばすための留学
✓ 自分の英語に自信がなくても、大丈夫です。
留学って、何も英語圏に限らないからです。
さっきのフランスのビジネススクールもそうですし、東南アジアにも、英語で授業をやっている大学はたくさんあります。
※留学する国の選び方については、別記事で書いています。
非英語圏の場合、現地の学生も先生も、ネイティブではないです。
非ネイティブ同士、失敗を恐れず英語を使いまくれるのは、チャンスです。
英語を仕上げてから留学しないと!と自分を追い込むのではなく、
最低限、学校の成績とTOEFLの勉強はしておき、あとは留学した先で、英語を伸ばせばいいです。
まずはバイトで10万円くらいためて、1か月フィリピンに行ってみるのもよし。
どうしてもアメリカに行きたいなら、アメリカの協定校留学を目指して、準備を始めるもよし。
TOEFLとかは、いつから準備を始めてもいいかもですが、
学校の成績だけは、あとあと挽回するのが苦しくなるので、留学したいと思った時点から、気をつけたほうがいいです。
せっかく英語がんばったのに、成績が悪くて留学できなかったというのは、残念過ぎるので。
今日はこの辺で記事を終わります。
ではまた。