レバレッジを始めるタイミング(まずはやめておくべき)

株式投資

レバレッジを始めるタイミング

こんにちは、otuboです。

今回は、レバレッジを始めるタイミング、についてです。

レバレッジをかけると、ざっくり元手の3倍くらいの額で取引できるので、儲かる額、損する額も3倍になります。

「自分はまだ元手が少ないから、レバレッジをかけてガンガン稼ぎたい。」

その気持ちはわかりますが、まずはぐっとこらえて、取引の腕をあげていきましょう。

僕は30万円から投資を始め、2年後にレバレッジをかけ始めました。

一取引で数千円の利益という時期が長く続きましたが、数をこなしたことで、ある程度感情を抑えて判断できるようになり、今では月二桁万円の利益を実現できるようになりました。

初心者の方には、まずレバレッジをかけずに取引してほしい理由を、説明していきます。

最初は、わけもわからず取引している状態

株取引を始めたばかりの段階は、わけもわからず売買しているのがほとんどだと思います。

気を悪くされたらすみません。しかし事実、僕もそうでした。

自分の選んだ銘柄が何をしている会社なのか、なぜ足元で値が上がっているのか、日経平均は今どんな理由でこの値なのか。

相場に足を踏み入れたばかりの段階では、こうした感覚がゼロです。

実際に株を持ってみて、日々値動きが変わっていくのを見ながら、

「なぜ、今日は値上がりしたんだろう?」
「この先1か月、日経が下がるリスクがあるとすれば、なんだろう?」

こんなことを考えて、相場観が身につくことで、「なんとなく買ってみるか」と買っていたのが、次第に、自分なりの根拠が生まれるようになります。

当たり前ですが、レバレッジをかけるということは、損する額もそれだけ増えることです。

今、あなたが数十万円で株をはじめたとします。

自分なりの根拠なくレバをかけた売買をして、数万円を損するより、
数百円や数千円の損で済むほうが、勉強料としてもお得ですよね。

運がよければ、いきなりレバをかけて、数万円儲かることもあるでしょう。

しかし、仮に50%の確率で勝てるとしても、運任せでは、二連勝できるのは25%、三連勝は12.5%とぐんぐん下がります。

よって、レバをかけ始める前に、まずは取引経験を積んでほしいです。

僕の場合、レバレッジを使わず、2年間で100回近く取引をしました。

それだけ試行錯誤すると、ある程度冷静に判断ができるようになってきます。

ただ経験を積めばいい、というわけではなく、皆さんそれぞれの性格に合った、その人なりの取引のコツが、試行錯誤の中で見えてくると思います。

この点を、次に話していきます。

取引経験を重ねることで、自分の型が見えてくる

AさんとBさんという二人がいて、同じタイミングで同じ株を見ているとします。

Aさん:
「この株は今期の決算発表が悪くて今下げていて、まだ下がるかもしれない。でも、来期は持ち直す見込みだし、長期で見れば今は買い時。これから半年のどこかで上がってくるだろうから、それまで気長に持っておこう。」

Bさん:
「この株は輸出が多く、今の円高だと買いは入りづらいな。決算もイマイチで悪材料が重なってる。1~2週間はまだ下がるだろうから、そこを待って短期反発狙いで、買いを入れようかな。」

Aさんは、長期的にこの株が上がると信頼しているので、今下がっていて、まだ下がるかもしれないけど、今買うことにためらいはありません。

Bさんは、この株を長期で持とうとは考えておらず、今の下落トレンドがもう少し続くと予測し、下げ切ったところで買って、少しでもそこから反発したところで売ってしまおうと考えています。

このように、同じ株を、同じタイミングでみていても、人によって見え方も、判断も、まったく変わってきます。

同じ値動きでも、「まだまだ下がるな。」とみている人もいれば、「なんでこんなに下がるんだ!」と憤る人もいるわけです。

そして、上のAさんとBさん、取引のスタイルこそ違いますが、実際にこの株が短期でしばらく下げ、その後長期で上昇していけば、両者とも利益を上げるということは、十分にありえます。

僕の場合、上記AさんとBさんの間くらいの感じで、「数週間かけて落ち続けているが、長期でみれば割安」だと思う株を買うスタンスで、「1か月くらいのなかで上がったら売る」という勝ちパターンが多いです。

僕も2年で100回近く取引し、同じ日に買って売るデイトレード、1年近く保有して利益を出す長期トレード、幅広くチャレンジしなかで、この方法にたどり着きました。

このように短期と長期、という例はわかりやすいですが、ほかにも自分はどういう取引スタイルが合うのか、ぜひいろいろと試してみてください。

レバレッジをかけるなら、手堅い株を選ぶべき

ここまで、株を始めたばかりの方には、レバレッジをかけず、取引の経験を積んで、自分に合った投資スタイルを見つけてほしい、と書いてきました。

そうはいっても、

・どうしてもレバレッジをかけたい!
・取引に慣れてきたのでレバを始めたい!

という方向けに、気をつけてほしい点を説明して、終わります。

レバをかけるということは、リスクの幅を広げることです。

だからこそ、銘柄選びでは「変動幅が大きい株よりも、値上がりする確率が高い株」ものを選んでほしいです。

確かに、変動幅が大きい銘柄をレバをかけて買えば、ゴッツ儲かる可能性はあります。

しかし、既にレバでリスクを増幅させていることを、忘れないでください。

レバをかける以上、値上がり幅は大きくなくても、ここから株価が上がる確率が高いと思える、手堅い株を買うことをおすすめします。

これが、一番レバをコスパよく使える方法だと思います。

それでは、今日もコツコツ勉強、取引していきましょう。

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