株の売り時が分からない方へ(買う前に目安を決めよう)

株式投資

買った株を株をいつ売ればいいのか

こんにちは、otuboです。

今回は、株の売り時についての記事です。

  • 含み益が出てきたけど、さらに上がるかもしれないから、まだ売らない方がいいかな…
  • 予想に反して株価が下がってるけど、これ以上下がると怖いから、今売った方がいいのかな…

今株を持っている人は、こんなことで日々不安にかられているのではないでしょうか?

株を保有しているときの最大の悩みは、「いつ売ればいいのか」ということで、この判断が投資成果を左右します。

この記事では、少しでも判断の迷いや負担を減らすにはどうすればよいのか、解説していきます。

書いている僕自身、今も売り時に絶賛悩み中なので、これは自分への備忘録でもあります。

結論としては、株を買う前に、どれだけ準備と心構えをしているかが重要です。
買う前から半分勝負は決まっている、とも言えます。

では、早速みていきます。

なぜ売買のタイミングに迷うのか

どうすれば株を売るタイミングに迷わないか、を考える前に、なぜ迷いが生じてしまうのか、考えてみます。

その答えは、あらかじめ売る基準を決めていないからです。
具体的なパターンに分けて、どうして迷うのか、みていきます。

| 含み益が出ているとき

まずは、持っている株が順調に上がっていて、含み益を出しているとき。

今売ろうかどうか迷うのは、以下の2つの相反する感情があるからです。

  • もうこれ以上、上がらなかったり、反落されたりしたら怖いので、利益を確定させたい。
  • とはいえ、今売って、そのあと上がると損した気分になるので、持っておきたい気もする。

つまり、買ってから今の値までの上り幅が、売るに足るものなのかわからず、かつこの先の値動きも読めないので怖い、という2つの要素があります。

では、どう対処すればよいか。

「ここまでの値上がり幅が、利益を確定するに十分なのかわからない」

これは、はっきり言って人によります。その人の資金力と、一取引でどれだけ稼ぎたいかで変わってきます。

しかし、この「どれだけ稼ぎたいか」は、あらかじめ決めておくべきです。
決めずに株を持ち、いざ値が上がり始めると、

「もうひと超え、上がらないかな。」
「どうせなら、もう少し儲けたいな。」

と、知らず知らずのうちに、欲望が首をもたげます。

こうなると、冷静な判断をできている状況にないので、危険です。
あらかじめ、何%上がったら売ろう、○○円になったら売ろう、と決めておくべきです。

この先の値動きが読めない

一方、この先株価がどうなるかがわからない、という不安ですが、これは正直誰にもわかりませんよね。

こんなことを言っては元も子もないですが、どんなプロトレーダーでも、企業が業績をどれくらい上方修正するのか、いつウクライナの戦争が終わるのか、いつコロナは終わるのか、わかったものではありません。

なので、僕の解決策としては、ここに気をもむのではなく、前述の「どれだけ儲けたいか」のラインを決めておくことです。

我々にコントロールできるのは、自分の売買判断であり、一個人投資家が相場を動かし、価格の方向付けをすることなど不可能です。

あくまで自分がコントロールできることに、集中しましょう。

| 含み損が出ているとき

では、反対に今含み損が出てしまっている場合はどうか。

基本的には、今見てきた含み益の逆と思えばいいですよね。つまり、以下のような感情になります。

  • これ以上、下げ続けられると怖いので、最小限で損失を確定させたい。
  • とはいえ、今売って、そのあと反発されると売り損になるので、持っておきたい気もする。

この場合も、やはり「我慢すべき下げ幅なのかどうかわからず、かつこの先の値動きが不安」となります。

これにたいし、前述のとおり、「この先どうなるか」は神のみぞ知るなので、ここで悩むのはやめましょう。

そして、自分が「どこまでの下げ幅を許容すべき」か、あらかじめ決めておきましょう。

これは、先ほどの「どれだけ儲ければ十分か」の逆です。
「5%上がれば十分」→「5%までの下落は許容できる」 といった感じですね。

解決策:あらかじめ目安を決めておこう

今回は、株をいつ売ればいいのかわからなくなったときの対処法を解説しました。

あらかじめ、これくらい儲けられれば十分、反対に同じだけ下がってしまっても受け入れる、という覚悟をもっていれば、判断の基準となり、迷いや悩みはだいぶ減ります。

とはいえ、冒頭にも述べたように、僕自身も、いくら事前に基準を決めていても、迷ってしまうことはあります。

そんなときは、今までの含み損や含み益はいったん忘れて、まっさらな状態で株価をみて、今から買いを入れるかどうか、自分に問いかけてみましょう。

これについては、別記事で詳しく書いていますので、興味ある方はどうぞ。

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労働と人混みを避けて生きていく。written by otubo

では、今日も迷いつつ、着実に利益を積み重ねていきましょう。

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